睡眠時無呼吸症候群(SAS)(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん:sleep apnea syndrome/いびき・日中の眠気)いびき・日中の眠気の裏に、脳のリスクが隠れていることがあります
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強い眠気があるうちは、
運転を控えてください2
SASでは、交通事故のリスクが約2.4倍と報告されています3。仕事で運転する方ほど、早めに受診を4。
ABOUT睡眠時無呼吸症候群とは眠っている間に、のどがふさがって呼吸が止まる
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に呼吸が止まったり浅くなったりすることを、くり返す病気です。多くは、眠るとのどの奥(気道)がせまくなり、空気の通り道がふさがるタイプ(閉塞型)です。
「太っていないのに、無呼吸?」
体質でも起こります。あごが小さい・下あごが後ろにあると、のどがせまくなりやすいためです。アジア人では、とくに下あごが後ろにあることの影響が指摘されています4。ただ、いちばん大きな原因は肥満(BMI25以上5)です4。
重症度の目安(AHI)
睡眠の検査では、1時間に呼吸が止まる・浅くなる回数(AHI)を数えます。10秒以上呼吸が止まるのが「無呼吸」、呼吸が浅くなり、体の酸素が下がるのが「低呼吸」です4。
| 重症度 |
AHI(1時間あたりの回数) |
| 軽症 |
5〜15回未満 |
| 中等症 |
15〜30回未満 |
| 重症 |
30回以上 |
AHIが15以上、または5以上で眠気などの症状や、高血圧・脳卒中などがあるとき、SASと診断されます4。
SIGNSこんなサインはありませんかいびき・息が止まる・眠気・朝の頭痛
大きないびきや、眠っている間に息が止まるのは、SASの代表的なサインです。次のどれか1つでもあれば、睡眠の検査を受けることを考えるサインです。
眠っている間のことなので、ご本人は気づきにくい病気です。大きないびきや息が止まる様子など、ご家族の気づきが大切なサインになります。
朝の頭痛との関係
朝の頭痛は、SASでも起こります。起きたときの頭痛で、多くは両側、起きてから4時間以内におさまります。無呼吸の治療でよくなります6。ほかの頭痛との見分けも大切です。頭痛の種類は頭痛のページでご紹介しています。
COMPLICATIONS放置するとどうなるか脳卒中と高血圧に関わります
SASは脳卒中のリスク因子です。中等症以上のSASでは、脳卒中が約2倍になると報告されています1。眠っている間の低酸素と、呼吸が乱れるたびに起こる血圧の急な変動が、血管に負担をかけると考えられています。
血圧との関係
SASは高血圧の原因のひとつです。とくに、お薬を飲んでも下がりにくい血圧や、夜間・早朝に高い血圧では、SASが隠れていないか注意が必要です4。CPAP(眠るときに鼻から空気を送る治療)で、血圧が下がることも示されています4。
眠気・朝の頭痛・血圧は、治療でよくなります。
FLOW受診から治療までの流れ検査と治療は、専門の医療機関で行います
「最初から専門の病院へ
行けばいい?」
- 内科に通院中の方
まず、その主治医にご相談ください。検査先を紹介してもらえます。
- いびき・眠気だけの方
睡眠の検査をしている診療所(睡眠外来・いびき外来など)なら、直接の受診もできます。大きな病院は紹介状が必要なことが多いです。
- 朝の頭痛がある/
脳の状態も調べたい方
当院で頭痛と脳を確かめてから、紹介状で検査先へおつなぎします。
毎日の生活の工夫
- 目安
- 肥満のある方は、減量
- 寝る前の飲酒を控える
- 横向きで寝る4
- 続け方
- 体重の10%以上の減量で、改善が期待できます3
- 注意・相談
- 睡眠薬は、重い方では無呼吸が悪化することがあります。飲んでいるお薬は自己判断でやめず、主治医にご相談ください4
当院で
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ご相談
いびき・眠気・朝の頭痛などをうかがい、SASが疑われるか、脳卒中や血圧とどう関わるかを一緒に整理します。
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専門機関へ橋渡し
睡眠の検査が必要なときは、紹介状を書いて、検査と治療のできる医療機関へおつなぎします。
専門機関で
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睡眠の検査
多くは自宅で、センサーを付けて眠るだけ。痛みはありません。入院で検査することもあります。
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治療
中等症以上では、CPAP(シーパップ)がよく使われます。眠るときに鼻に付けた装置から空気を送り、のどがふさがるのを防ぐ治療です。軽症〜中等症の方や、CPAPが合わない方には、マウスピースを使うこともあります4。
当院で続けて
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高血圧を管理
背景にある高血圧を、内服と定期的な確認で管理します。
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脳・血管を確認
脳卒中が心配な方は、MRI・CT・頸動脈エコーで、脳と血管の状態を確かめられます。