頭痛外来(くり返す頭痛・市販薬が効きにくい頭痛)頭痛は、治療できる病気です
⚠ 突然の激しい頭痛・意識障害のある方はこちら
CAUSESこんなときに痛くなりませんか?思いあたる場面をタップすると、そのタイプの説明が開きます
GUIDE受診をためらっている方へ「これくらいで」と我慢しなくて大丈夫です
全国 4,029 人を対象にした調査では、片頭痛のある方について次のような結果が報告されています4。
-
74%
生活に支障が出ていた
-
12%
片頭痛だと気づいていた
-
57%
市販薬だけで対処していた
つまり、支障が出ているのに、タイプを知らないまま市販薬で我慢している方がとても多いということです。
迷っているなら、それがもう受診の理由です。
「こんな軽い頭痛で、行く意味あるかな」
あります。タイプが分かれば、効く薬が変わります。「異常なし」と分かること自体も、大切な結果です。
「痛くない日に行っても、分かるの?」
分かります。痛みの出方や続く時間をうかがって診断します。
「市販薬を飲みすぎて、注意されない?」
注意するためではありません。減らし方を一緒に考えるのが、頭痛外来の役割です。
TYPES頭痛のタイプを知る一次性 3 タイプと二次性の見分け方
ほかの病気が原因でない頭痛を一次性頭痛といい、主に次の 3 タイプです。特徴も、効きやすい薬も違います。
一次性頭痛3タイプの特徴の比較
| 項目 | 片頭痛 | 緊張型 頭痛 | 群発 頭痛 |
| 痛み方 | ズキズキ 脈打つ | ギューッと締めつけ | 目の奥をえぐられる |
| どこが | 片側が多い | 両側 | たいてい 同じ片側 |
| 続く時間 | 4〜72時間 | 30分〜7日 | 15分〜 3時間 |
| 動くと | 悪化する | 変わらない | じっとしていられない |
| ほかの症状 | 吐き気・ 光や音が つらい | 吐き気は ない | 涙・鼻水・目の充血 |
下の 2 つは物差しが違うため、表とは分けています
痛み止めを、月に 10 日以上飲んでいませんか?
その頭痛は、薬の使いすぎ自体が原因になっていることがあります(薬物乱用頭痛)。
薬物乱用頭痛ページへ
危険な頭痛
すぐ受診
脳や血管の病気が背景にある頭痛
脳卒中・くも膜下出血・髄膜炎など脳や血管の病気が背景にある頭痛。突然・最強・しびれや麻痺・意識の異常を伴うときは迷わず救急要請。下の目安の赤に当たれば119番、熱があればできるだけ早めに受診を。
特徴を見る
閉じる
普段と違う「いつもの頭痛ではない」頭痛は、命に関わる病気が隠れていることがあります。
- 突然始まる:バットで殴られたような、これまで経験したことのない激痛
- 神経症状を伴う:手足のしびれ・麻痺・ろれつが回らない・顔のゆがみ
- 意識の異常:もうろうとする・けいれんした(いまは戻っていても)
- 感染を疑う:高熱・首のこわばりを伴う頭痛(→ 髄膜炎)
- 首の痛みを伴う:首の後ろや頭の片側に、急に出た新しい痛み(→ 動脈解離)
- 新規発症:50 歳以降に初めて経験する頭痛、パターンが急に変わった頭痛
突然の激しい頭痛はくも膜下出血のサインで、その多くは脳動脈瘤の破裂が原因です。動脈瘤は破裂する前に見つけて備えることもできます(→ 未破裂脳動脈瘤)。
危険サインへ
OUR CLINIC当院の頭痛外来の特徴MRI と薬剤調整をワンストップで
「隠れた原因」がないかを確かめる
脳腫瘍・脳出血・くも膜下出血など、脳や血管の病気を調べます。
10〜15分MRI検査 — 当日に結果説明
これまでの薬で効かなかった方にも
CGRP関連の注射薬・飲み薬を、当院で処方・注射できます。
1か月に1回注射での予防治療
30台以上無料駐車場 — お車での通院に
FLOW受診から、楽になるまでの流れ問診・MRI から、お薬の調整まで
はじめての方でも、順番に進めていけば大丈夫です。初日でタイプの見当がつき、その日から治療を始められることが多いです。
当日
-
問診
いつから、どんな痛みか、何分・何時間続くか、頻度、きっかけなどをお聞きします。
-
MRI検査(必要に応じて)約10〜15分
痛みのない検査です。脳や血管に他の病気がないかを確認します。結果は当日ご説明します。
-
診断
問診・診察・検査結果から、頭痛のタイプ(片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛・二次性頭痛など)を見極めます。
-
治療方針のご相談
生活上の工夫、急性期の薬、予防の薬などを、ご本人の生活に合わせて一緒に決めていきます。急性期の薬はその日から使えます。
次の受診から
-
効き方を確かめて、調整する
使ってみてどうだったかをうかがい、薬の種類・量・使うタイミングを調整します。予防の薬は、効果がはっきりしてくるまでに数か月かかることがあるため、あわてず続けながら見ていきます。
目標
-
頭痛に振り回されない生活へ
頭痛カレンダー(痛かった日・使った薬の記録)で「前より何日減ったか」が見えるようになります。痛みをゼロにすることだけが目標ではなく、予定を決められる・寝込まずに済むところまで戻すのがゴールです。
TREATMENT治療について急性期と予防の 2 本柱
急性期治療
いま起きている頭痛を早めに抑える
ポイントは痛みが軽いうちに飲むほど効きやすく、タイプによって選ぶ薬が異なります。
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- 痛みが出始めたらすぐ、ピークまで待たずに飲むのが基本
- 一般的な痛み止め(アセトアミノフェン・NSAIDs)が中心。多くの方はまずここから
- 片頭痛タイプにはトリプタン・ラスミジタンなど専用の急性期薬があり、効きやすさが変わります
- 暗く静かな場所で休む・水分を少量ずつとるのも有効
予防治療
発作の回数・つらさを減らしていく
頭痛が多い・痛み止めが手放せない方は、予防治療で発作の回数自体を減らせます。
詳しく見る
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予防治療は「発作を起きにくくする」ための毎日の治療です。効果が出るまでに少し時間がかかるため、定期的に通院しながら効き目を確認していきます。
- 対象になりやすい方:月に 4 回以上頭痛がある/生活への影響が大きい/痛み止めが増えてきた
- 効果が出るまでの目安は2〜3 か月。すぐに止めず一定期間続けることが大切
- 経過を確認しながら1〜3 か月ごとに通院・調整するのが基本
- 近年は注射タイプの新しい予防薬も登場し、選択肢が広がっています
- 生活リズム(睡眠・食事・運動)や首肩のケアも、薬と組み合わせて効きを支えます
痛み止めの飲みすぎに注意
頭痛薬を月10日以上飲み続けると、
かえって頭痛が増えることがあります
(薬剤の使いすぎによる頭痛)。
飲む日が増えてきたら、
ひとりで増やさずにご相談ください。
WARNING SIGNS受診の急ぎ方の目安
1つでも当てはまれば、その色の行き先へ。赤 → 黄 → 青の順に。迷うときは、急ぐほうへ。
緊急
すぐに119番
- 突然の
激しい痛み(治まっても) - 初めて・
いつもと
違う痛み - 強い
吐き気・
吐いた - 片側まひ・
しびれ・
ろれつ - 急な
見え方の
異常 - 意識・
けいれん(戻っても) - 熱+
首が硬い
くわしい目安を見る(7項目)
- 頭や首の後ろに、突然の激しい痛みが起きた(いまは治まっていても)
- 今まで経験したことのない頭痛・いつもの頭痛と違ってひどい・いまの頭痛がどんどん強くなっている
- 強い吐き気がある・吐いた
- 顔や手足の片側がしびれる・力が入らない・入りにくい、顔がゆがむ、ろれつが回らない・言葉が出ない、突然の強いめまい・ふらつきで、まっすぐ歩けない・立てない
- 急に、片方の目が見えない・物が二重に見える・見える範囲が欠ける・目がかすむ(片頭痛と診断されている方の、いつもと同じ見え方の前兆は → 片頭痛のページ)
- (周りの方から見て)意識がもうろう・反応が鈍い・言うことやふるまいがおかしい。または、気を失った・けいれんした(いまは戻っていても)
- 38℃以上の熱があり、首が硬くて、あごを胸につけられない
119に電話する
注意
できるだけ早めに受診
- 38℃以上
の熱 - 目の痛み・
充血 - 痛み止めが
効かない - 50歳
過ぎて
新しい頭痛 - 数週間で
悪化 - 妊娠中・
出産後
くわしい目安を見る(6項目)
- 38℃以上の熱がある
- 目の痛み・目の充血がある(目の奥の激しい痛みを含む。群発頭痛と診断されている方の、いつもと同じ発作は → 群発頭痛のページ)
- いま続いている頭痛が、いつもの痛み止めを飲んでもよくならない
- 50歳を過ぎてから、これまでになかった頭痛が新しく始まった(とくに、こめかみや頭皮の痛み・噛むとあごが痛む)
- ここ数週間のうちに、頭痛が日に日に悪くなってきた
- 妊娠中・出産後(数週間以内)の頭痛
目安は数時間のうち。診療時間外・休日は、救急外来へ。
受診先に迷うときは #7119(福岡県の救急医療電話相談・24時間)8。つながらないときは 092-471-0099。
0942-42-1155 に電話
相談
予約して受診
- 頭痛の回数が増えてきた・痛み方が変わってきた
- 頭痛薬(市販薬を含む)を飲む日が増えてきた・効きが悪くなってきた
- 片頭痛の予防治療について相談したい
- 頭痛のタイプを一度きちんと確かめたい
- 頭痛の回数が増えてきた・痛み方が変わってきた
- 頭痛薬(市販薬を含む)を飲む日が増えてきた・効きが悪くなってきた
- 片頭痛の予防治療について相談したい
- 頭痛のタイプを一度きちんと確かめたい
WEB予約・アクセス
※ 片頭痛・群発頭痛と診断されている方も、同じ目安です。いつもの頭痛に見えて、別の病気のことがあるためです(いつもと同じ前兆・発作の扱いは「くわしい目安」に)。
※ 頭を打ったあとの頭痛は(数週間〜数か月前に打った場合も)、この目安とあわせて「頭部外傷」のページの目安も確かめ、急ぐほうに従ってください。
※ 運動・せき・いきみ(排便など)で起こる頭痛、またはそれで強まる頭痛は、上の赤に当たらなくても、できるだけ早めに受診を1315。はじめて起きたときは、画像検査(CT・MRI)で確かめることがすすめられています23。
この目安の根拠
受診の時期を書いた一般向けの資料(総務省消防庁・東京消防庁・英国NHS など)を中心に、段を決めました。福岡県の #7119 も、消防庁の基準で判断しています。資料の無い行は、当院の医師が判断しました。下に、行ごとの主な資料を挙げます(番号はページ末の参考文献)。
赤(すぐに119番)
- 突然の激しい痛み:総務省消防庁の救急受診ガイド(Q助)・東京消防庁の救急受診ガイド・日本脳卒中学会・厚生労働省・英国NHS67111213。「いまは治まっていても」は当院の医師の判断です。(首の痛みは、Q助では「一瞬で」痛くなったときも119番の扱いです。当院の医師の判断で、激しい痛みのときにしました)
- 経験したことのない・いつもと違ってひどい・どんどん強くなる:Q助・東京消防庁の救急受診ガイド・消防庁の電話相談の手引き679
- 強い吐き気・吐いた:Q助・東京消防庁の救急受診ガイド・healthdirect(オーストラリア政府の健康情報サイト)6715
- 片側のしびれ・ろれつ・歩けない/立てないめまい:Q助・東京消防庁の救急受診ガイド・日本脳卒中学会・厚生労働省・英国NHS67111213(Q助では、めまい・体がフワフワする感じも119番の扱いです。当院の医師の判断で、突然の強いめまい・ふらつきで、まっすぐ歩けない・立てないときにしました)
- 急な見え方の異常:Q助・日本脳卒中学会・厚生労働省・英国NHS6111213。片頭痛と診断されている方の、いつもと同じ見え方の前兆(光が数分かけて広がり、1時間以内に消える)を除くのは、国際頭痛分類の「典型的な前兆」2をもとにした当院の医師の判断です。
- 意識やふるまいの変化・けいれん:Q助・東京消防庁の救急受診ガイド・日本神経学会・英国NHS56713。「気を失った」は、消防庁の電話相談の手引き(福岡県の #7119 の判断基準)でも、頭痛を伴うときは119番の扱いです9。
- 熱があり、首が硬い:Q助(首の痛みの項目)・英国NHS・英国NICE(英国の公的な診療指針をつくる機関)・healthdirect6131415
黄(できるだけ早めに受診)
- 38℃以上の熱:Q助・東京消防庁の救急受診ガイド・消防庁の電話相談の手引き679
- 目の痛み・充血:東京消防庁の救急受診ガイド・英国NHS713(Q助では119番の扱いです。群発頭痛の発作のたびに119番にならないよう、当院の医師の判断で、この段にしました。迷うときは #7119 へ)。群発頭痛と診断されている方の、いつもと同じ発作を除くのは、英国NHSの群発頭痛の案内13に沿っています。
- 痛み止めが効かない:Q助・東京消防庁の救急受診ガイド・消防庁の電話相談の手引き679
- 50歳を過ぎて新しく始まった頭痛:こめかみ・頭皮・あごの痛みは英国NHS・英国リウマチ学会の診療指針1316。それ以外は、頭痛の診療ガイドラインの注意すべきサイン13をもとにした当院の医師の判断です。
- ここ数週間で悪くなってきた:healthdirect15
- 妊娠中・出産後:英国NHS13
- 時間外の相談先(#7119):福岡県救急医療情報センター8
青(予約して受診)
- 回数や痛み方の変化:日本神経学会・英国NHS・healthdirect・米国片頭痛財団(米国の片頭痛の患者向け情報)10131517
- 頭痛薬を飲む日が増えた:英国NHS・healthdirect1315。「効きが悪くなってきた」は当院の医師の判断です。
- 予防治療の相談:日本頭痛学会・英国NHS1013
- タイプを確かめたい:日本神経学会・日本頭痛学会・英国NHS1013
- 気づくサイン
- 熱と頭痛に、吐き気・嘔吐が加わる
- 首が硬くて、あごを胸につけられない
- 光がまぶしくて、目を開けていられない
- 言うことやふるまいがおかしい
- 急ぎ方
上の目安と同じです。
- 上の赤の段のどれか(とくに、首が硬くて、あごを胸につけられない・強い吐き気がある・吐いた・意識やふるまいの変化・気を失った・けいれん)
→ すぐに119番 - 38℃以上の熱と頭痛
→ できるだけ早めに受診(診療時間外は救急外来)。日の単位、ときには数時間で悪くなることがあるので、様子を見ずに。待つ間に赤のどれかが出たら119番5。
- 当院では
- 診察とCT・MRIで確かめ、疑わしいときは入院できる病院へすぐにご紹介します。髄液の検査と治療は、紹介先で行います。
FAQよくある質問
市販の痛み止めと、病院で処方される薬は何が違いますか?
処方薬には、市販薬にはない「タイプ専用の急性期薬」と「予防薬」があります。
- 市販薬で足りている → 月10日以上飲んでいないか、ときどき確かめてください
- 効きにくい・月に何度も使う → 発作の回数そのものを減らす選択肢があります
薬の具体的な中身は、上の「治療について」と片頭痛のページで解説しています。
MRI検査は痛いですか?保険は使えますか?
痛みのない検査で、頭痛の原因を調べるMRIは健康保険の対象です。
- 放射線は使わず、所要時間は10〜15分ほど
- トンネル状の装置に横になっていただくだけ
- 金属類は検査前に外します。ペースメーカー等の方は事前にご相談ください
頭痛外来は予約が必要ですか?
通常の受診は予約をおすすめします。ただし急な激しい頭痛は予約不要・119 番が優先です。
-
① 通常受診 — 電話予約/WEB 予約が便利
予約なしでも受診できますが、待ち時間短縮のため電話予約/WEB 予約をおすすめします。
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② 緊急時 — 予約不要・119 番が優先
突然の激しい頭痛・意識障害・しびれや麻痺を伴うときは、予約を待たずに、迷わず119 番へ。脳卒中・くも膜下出血など時間との勝負になる病気が隠れている可能性があります。
受診の前に準備しておくとよいことはありますか?
頭痛の様子をメモか頭痛カレンダーにまとめておくと診察がスムーズです。
- 痛む場所・痛み方・続く時間
- いつから、どのくらいの頻度で起きているか
- きっかけ・伴う症状(吐き気・光や音など)
- 現在飲んでいる薬(市販薬含む)・アレルギー
子どもや高齢の家族の頭痛も診てもらえますか?
年齢を問わずご相談いただけます。とくに高齢の方の「新しい頭痛」は早めの受診を。
- 小さなお子さまも、症状確認に時間をかけて対応します
- ご高齢の方の新しい頭痛は別の病気が隠れていることがあり要注意
- 変化を感じたタイミングでの受診がおすすめ
新しい予防治療(CGRP抗体など)は誰でも受けられますか?
どなたでも、というわけではありません。
- 片頭痛の予防薬なので、まず片頭痛かどうかの見極めから始めます
- 主な対象は月に 4 回以上発作がある方・従来の予防薬で効果が不十分な方
- 妊娠・授乳中の方、心臓や血管の持病がある方は慎重な判断が必要です
適応は当院で確認できます。投与ペース・費用の目安・注意点は片頭痛のページで詳しく解説しています。