末梢神経のしびれ(手根管・肘部管・糖尿病性ほか)分布で見当を付け、原因に応じて治療を選ぶ

末梢神経のしびれページの冒頭イラスト。「その手足のしびれ、原因を見極めれば、対処できます」「しびれの“出方”と検査で、原因を見分けます」の見出しとともに、中央で中年女性の患者が手のひらを開いて指先を医師に見せながら相談する場面、右に医師が筆で手足の感覚を調べる診察・腕に駆血帯を巻いて採血する検査・治療を経て手で物を扱えるようになる回復の3場面を描き、我慢しない・分布で見分ける・原因の治療へ、の3つを示している。
⚠ 急に、片側の手足や顔の力が入らない・ろれつが回らない/数日で両脚・両手両脚の力が抜けていく・息が苦しいときは、こちら

START HEREいま、どんなしびれですか?タップすると、答えの場所へ進みます

親指側の指の
しびれで目が覚める
手根管症候群かも
肘をつくと、
小指側がしびれる
肘部管症候群かも
糖尿病があり、
足の裏がじんじんする
糖尿病のしびれかも
糖尿病はないのに、
両足の先がしびれる
血液検査で調べます
2〜3か月で、
両手両足の力が落ちてきた
年のせいと限らず
抗がん剤を
始めてから、
手足がしびれる
薬は自分で止めない
首を動かすと、
腕にビリッと走る
首が原因かも
手根管と言われ、
手術をすすめられた
手術を考える目安
何科に行けば
いいか分からない
どちらからでも

「整形外科と脳神経外科、
どちらに行けばいい?」

どちらからでも構いません。迷ったら、当院へどうぞ。
脳が原因のしびれは、多くが突然・片側で、顔やことばの症状を伴います。当院では MRI で脳と首・腰を確かめ(原則当日)、手首や肘の神経の圧迫なら整形外科へご紹介します。

ABOUTよくある3つの原因

しびれる場所の形で、3つのどれに近いか見当が付きます。

代表的な3つの末梢神経のしびれを並べた図解。左『手根管症候群』は手のひらを正面に向けた手で、親指・人差し指・中指と薬指の親指側半分が青くしびれ(親指側・夜間にしびれ)。中央『肘部管症候群』は同じ向きの手で、小指と薬指の小指側半分が青くしびれ(小指側・肘を曲げると悪化)。右『糖尿病性の神経障害』は両足が靴下型に青くしびれ、そばに血糖を示す血滴のマーク(両足・靴下型にじんじん)。

手根管症候群

どんなとき
親指から薬指の半分まで(手のひら側)。夜〜明け方に強く、手を振ると楽になります。50代の女性に多い病気です1
確かめ方
診察で、手首の神経の通り道を確かめます。必要なときは、連携先で神経伝導検査(手足の神経に弱い電気を流し、伝わる速さを測る検査)
治療
手首の装具・注射は、整形外科へご紹介します。親指の付け根のふくらみがやせてきたら、手術を考える時期です(→ FAQ)

肘部管症候群

どんなとき
小指と薬指の半分。肘をつく・曲げたままにすると強くなり、箸やボタンがつかみにくくなります
確かめ方
診察で、肘の内側を通る神経を確かめます
治療
肘をつかない・曲げっぱなしにしない工夫から。手の筋肉がやせてくる前に、整形外科へご紹介します

糖尿病性末梢神経障害

どんなとき
両足の裏から、靴下の形に広がります。左右同じで、ゆっくり進みます。糖尿病が10年を超えると、約半数に神経障害が見つかります2
確かめ方
足の感覚の診察と、院内の血液検査(血糖・HbA1c)。糖尿病の薬(メトホルミン)を長く飲んでいる方は、ビタミンB12 不足も確かめます
治療
血糖を整えることが土台です。糖尿病の治療は、いまのかかりつけ医で続けて構いません(当院でも診られます)。痛みが強いときは、神経の痛みの薬を当院で少量から(→ FAQ)

CAUSES3つに当てはまらないとき

血液検査や MRI で、ほかの原因を探します。

糖尿病がないのに、
両足の先がしびれる

血液検査でわかる原因(ビタミンB12・甲状腺など)を院内で確かめます。胃の手術を受けた方、糖尿病の薬を長く飲んでいる方も、この検査の対象です。長年お酒をたくさん飲んできた方では、お酒による神経の障害のこともあり、お酒をやめると軽くなることがあります。

抗がん剤の治療中・治療後

薬によるしびれかも(→ FAQ)

発熱・発疹・立ちくらみ・
体重減少を伴う

まれな原因(血管炎、シェーグレン症候群などの膠原病、アミロイドーシス)も血液検査などで調べ、専門の科へご紹介します。

「年のせいかな、と思っていました」

2〜3か月で両手両足が同じように弱っていくときは、年のせいとは限りません。免疫が神経を傷つける病気(慢性炎症性脱髄性多発神経炎=CIDP)のことがあり、治療で良くなることが多い病気です3。「年のせい」と様子を見ずに、早めにご予約ください。脳神経内科と連携して調べます。

FLOW受診の流れ

受診から診断までの流れを4場面で示したイラスト。①問診:机をはさんで医師と患者が向かい合い、いつ・どこからしびれが広がったかを聞き取る。②感覚の診察:医師が筆で患者の手足に触れ、しびれの範囲や左右差を調べる。③MRI検査:患者が検査着で寝台にあお向けに横たわり、頭側がMRI装置に入る。④結果説明:机をはさんで斜めに向かい合い、デスクトップ型モニターに検査画像を映して医師が説明する。同じ患者が4場面を通して進んでいく。
  1. 問診 いつから・どこが・どんなときに強いかをうかがいます
  2. 感覚の診察 力・感覚・反射を確かめ、神経のどこに原因があるかを考えます
  3. MRI検査 院内で脳と首・腰を撮ります。
    血液検査も院内で
  4. 結果説明 画像は当日、血液検査は後日ご説明します。
    必要なときは、
    連携先で神経伝導検査

受診のときに伝えてほしいこと

WARNING SIGNS受診の急ぎ方の目安

1つでも当てはまれば、その色の行き先へ。赤 → 黄 → 青の順に。迷うときは、急ぐほうへ。

緊急

すぐに119番

  • 急に、顔や手足の片側がしびれる・力が入らない・入りにくい、顔がゆがむ、ろれつが回らない・言葉が出ない
  • 両脚、または両手両脚のしびれ・力の入りにくさが、数時間〜数日のうちに広がる・強くなる。または、立てない・歩けなくなってきた・息が苦しい
  • 急に、顔や手足の片側がしびれる・力が入らない・入りにくい、顔がゆがむ、ろれつが回らない・言葉が出ない
  • 両脚、または両手両脚のしびれ・力の入りにくさが、数時間〜数日のうちに広がる・強くなる。または、立てない・歩けなくなってきた・息が苦しい
119に電話する
注意

できるだけ早めに受診

  • しびれや歩きにくさが、ここ数日で広がってきた(両脚、または両手両脚に広がるときは赤へ)
  • 糖尿病があり、足に傷や色の変化がある(足先が黒・紫に変わってきたときは119番)
  • しびれや歩きにくさが、ここ数日で広がってきた(両脚、または両手両脚に広がるときは赤へ)
  • 糖尿病があり、足に傷や色の変化がある(足先が黒・紫に変わってきたときは119番)

目安は数時間のうち。診療時間外・休日は、救急外来へ。

受診先に迷うときは #7119(福岡県の救急医療電話相談・24時間)9。つながらないときは 092-471-0099。

0942-42-1155 に電話
相談

予約して受診

  • ここ数週間〜数か月で、両手両足の力が落ちてきた(年のせいと様子を見ずに、予約を)
  • 手首・肘のしびれ(親指の付け根がやせてきた、を含む)
  • 糖尿病で足のしびれが気になる
  • 原因の分からないしびれ
  • ここ数週間〜数か月で、両手両足の力が落ちてきた(年のせいと様子を見ずに、予約を)
  • 手首・肘のしびれ(親指の付け根がやせてきた、を含む)
  • 糖尿病で足のしびれが気になる
  • 原因の分からないしびれ
WEB予約・アクセス
この目安の根拠

受診の時期を書いた一般向けの資料(総務省消防庁・東京消防庁・英国NHS など)を中心に、段を決めました。福岡県の #7119 も、消防庁の基準で判断しています。資料の無い行は、当院の医師が判断しました。下に、行ごとの主な資料を挙げます(番号はページ末の参考文献)。

突然の激しい頭痛・経験したことのない頭痛・頭痛と吐き気・熱と首の硬さは、頭痛のページの「この目安の根拠」と同じ資料です。片側のしびれ・急な見え方の異常・意識やふるまいの変化・けいれんは、よくある症状のページの「この目安の根拠」と同じ資料です。

赤(すぐに119番)

  • 両脚・両手両脚のしびれや力の入りにくさが数時間〜数日で広がる:総務省消防庁の救急受診ガイド(Q助)(しびれの表・腰痛の表:足や手が上がらない・足を動かせない)8。しびれだけが広がるときも、当院の医師の判断で、この段にしました。

黄(できるだけ早めに受診)

  • しびれや歩きにくさが、ここ数日で広がってきた:受診の時期を書いた資料が無いため、当院の医師の判断です。
  • 糖尿病があり、足に傷や色の変化がある:英国NHS では、足の水ぶくれ・ひび割れはかかりつけ医、足のけがは早めに手当てを、痛く熱をもってはれるときは急ぎの受診、黒・紫に変わる(壊疽)ときは救急の扱いです10。当院の医師の判断で、傷や色の変化はこの段に、足先が黒・紫に変わってきたときは119番にしました。
  • 時間外の相談先(#7119):福岡県救急医療情報センター9

青(予約して受診)

  • 糖尿病で足のしびれが気になる:英国NHS・healthdirect(糖尿病で足のしびれ・痛みがあるときは、かかりつけ医)1011と同じです。
  • 数週間〜数か月で進む両手両足の力の低下・手首や肘のしびれ・原因の分からないしびれ:受診の時期を書いた資料が無いため、当院の医師の判断で、予約の段にしました(Q助では、しびれだけが続くときは、急ぎではない扱いです8)。

当てはまる症状をくわしく確かめる

赤 すぐに119番

  • 急に、顔や手足の片側がしびれる・力が入らない・入りにくい、顔がゆがむ、ろれつが回らない・言葉が出ない
  • 両脚、または両手両脚のしびれ・力の入りにくさが、数時間〜数日のうちに広がる・強くなる。または、立てない・歩けなくなってきた・息が苦しい
119に電話する

黄 できるだけ早めに受診

目安は数時間のうち。診療時間外・休日は、救急外来へ。

  • しびれや歩きにくさが、ここ数日で広がってきた(両脚、または両手両脚に広がるときは赤へ)
  • 糖尿病があり、足に傷や色の変化がある(足先が黒・紫に変わってきたときは119番)
0942-42-1155 に電話

青 予約して受診

  • ここ数週間〜数か月で、両手両足の力が落ちてきた(年のせいと様子を見ずに、予約を)
  • 手首・肘のしびれ(親指の付け根がやせてきた、を含む)
  • 糖尿病で足のしびれが気になる
  • 原因の分からないしびれ
WEB予約・アクセス

FAQよくある質問

痛み止めが効きません。

神経のしびれや痛みには、ふつうの痛み止めは効きにくいことがあります4。量を自分で増やさず、ご相談ください。痛みが中くらい以上なら、神経の痛みの薬(プレガバリンなど)を、眠気・ふらつきに気をつけて少量から当院で処方します。

手根管症候群の手術を
すすめられましたが、
踏み切れません。

軽い〜中くらいなら、装具や注射でよくなる方も多くいます5。親指の付け根のふくらみがやせて平らになってきたら、長引くほど戻りにくくなるので、手術を考える時期です。整形外科の先生と一緒に決めましょう。

抗がん剤の治療中に、
しびれが出てきました。

薬によるしびれのことがあります。抗がん剤は自分で止めず、がんの主治医にご相談ください。しびれの痛みの薬は、デュロキセチンに効果の根拠があります6。当院でも処方できます。足の感覚が鈍ると転びやすいので、足元の段差や靴にも気をつけましょう。

アクセス・診療時間

確認中…
診療時間を確認しています
つつみ脳神経外科クリニック
曜日 月 火 水 木 金 土 日・祝
午前 9:00 – 12:30 休診
午後 14:00 – 18:00 14:00 – 17:00 14:00 – 18:00 14:00 – 17:00
午前
月〜土 9:00 – 12:30
午後
月・火・水・金 14:00 – 18:00
木・土 14:00 – 17:00
休診
日曜・祝日

※ 受付は午前・午後ともに診療終了の30分前までです。日曜・祝日・お盆・年末年始は休診です。

駐車場 30 台以上・無料完備
車いす・ご高齢の方もゆったり駐車できます

筑後市を中心に、久留米市・八女市・みやま市・広川町・大木町・大川市など近隣にお住まいの方にも多くご来院いただいています。

〒833-0054 福岡県筑後市大字蔵数642-7