糖尿病(とうにょうびょう:diabetes mellitus/血糖・HbA1c)血糖を整えて、脳の健康を守りましょう

糖尿病のページ冒頭イラスト。「血糖を整えて、脳を守る」の見出しと、医師が患者に血液検査の結果を見せて相談する様子。気づく・相談・治療のチェックリストと、食事・運動・お薬のシーンで、脳と血管を守る管理を表す。
⚠ いま、片側のまひ・ろれつが回らない方はこちら

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健診でHbA1cが
高いと言われた
予備群のことも
症状がないので、
様子を見ている
脳梗塞が約2倍
のどが渇く・
尿が多い・やせた
早めに受診を
薬を飲んでいて、
冷や汗・ふるえ
低血糖かも
甘いもののせい?
太っていないのに
体質も関わります
どこまで下げれば
いいか知りたい
多くは7.0%未満
すぐに薬を
飲むことになる?
まず生活の見直し
薬は一生、
やめられないの?
減らせる場合も
「インスリン」と
言われるのが怖い
多くは飲み薬で
他の病院で治療中。
脳も調べたい
併行して相談・検査
いま、片側のまひ・
ろれつが回らない
顔・腕・言葉(FAST)のどれか1つでも当てはまれば、すぐに 119 番へ。 危険サインを確認する
ほかの方は「糖尿病とは」から順に

ABOUT糖尿病とは診断される値と、めざす値

糖尿病は、血液中の血糖(ブドウ糖)が高い状態が続く病気です。大人の多くは2型糖尿病で、体質に食べ過ぎ・運動不足・肥満などが重なって起こります。健診の血液検査で、次の値かどうかを見ます4。

検査項目 予備群 糖尿病型
HbA1c(%) 6.0〜6.4 6.5以上
空腹時の血糖値(mg/dL) 110〜125 126以上
ブドウ糖負荷試験
2時間値(甘い液を飲んで2時間後・mg/dL)
140〜199 200以上
随時血糖(食事と関係なく測った値・mg/dL) — 200以上

めざすHbA1cの値

HbA1c 6.5%は、糖尿病かどうかを見分ける線です。糖尿病と診断されたあとにめざす値は、合併症(目・腎臓・神経など)を防ぐための 7.0%未満が、多くの方の目安です4。低ければ低いほどよいわけではなく、下げすぎ(低血糖)がかえって害になることもあります。

何をめざすか HbA1cの目標
血糖を正常に近づけたいとき(若く、合併症のない方など) 6.0%未満
合併症を防ぐための目安(多くの方はここ) 7.0%未満
安全を優先するとき(治療を強めるのがむずかしい方) 8.0%未満

目標は、年齢・治療の内容・低血糖の起こりやすさなどから、担当医と一緒に決めます4。

ご高齢の方の目標

ご高齢の方は、下げすぎ(低血糖)によるふらつき・転倒を防ぐため、目標をゆるめにします5。お薬手帳を見て、下のどちらのカードかを確かめてください。

低血糖を起こしやすいお薬を
使っていない方

Ⅰ・Ⅱ身のまわりのことは
自分でできる
7.0%未満
Ⅲ認知症が中くらい以上、
着替えに介助、持病が多い
8.0%未満

インスリン注射・SU薬・
グリニド薬を使っている方

Ⅰもの忘れがなく、
買い物も自分で・65〜74歳
7.5%未満下限 6.5%
Ⅰもの忘れがなく、
買い物も自分で・75歳以上
8.0%未満下限 7.0%
Ⅱ軽いもの忘れ、
買い物・お薬の管理に手助け
8.0%未満下限 7.0%
Ⅲ認知症が中くらい以上、
着替えに介助、持病が多い
8.5%未満下限 7.5%

下限=これより下げない線です

もの忘れや生活の様子(Ⅰ〜Ⅲ)は、診察で一緒に確かめます。日本糖尿病学会・日本老年医学会「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標」をやさしく言い換えたものです5。

COMPLICATIONS放置するとどうなるか脳梗塞、そして認知症・全身の血管へ

「症状がないし、様子見でいい?」

症状がなくても、血糖・HbA1cが高い状態が続くと血管が傷み、動脈硬化が進みます。糖尿病があると、脳梗塞が約2倍起こりやすくなります2。早めに気づいて整えれば、そのリスクは下げていけます。

糖尿病で傷む全身の場所を人体マップで示した図。細い血管が傷むと目・腎臓・神経(手のしびれ)に、太い血管が傷むと脳・心臓・足に影響が及ぶことを表している。

脳梗塞との関係

頸動脈(首の太い血管)や脳の血管で動脈硬化が進むと、血管が狭くなったり詰まったりして、脳梗塞(脳の血管が詰まるタイプの脳卒中)が起こりやすくなります。高血圧・脂質異常症が重なると、リスクはさらに高まります1。

認知症との関係

糖尿病のある方では、将来の認知症が約1.7倍多いことが報告されています3。血糖の管理と生活の見直しは、将来の脳を守る助けになります。

6つの生活習慣病と脳の関係は生活習慣病と脳のページで、ご家族に脳卒中の方がいる場合は脳卒中のページをご覧ください。

TREATMENT治療(生活改善とお薬)まず生活の見直し。必要ならお薬を組み合わせます

治療は、食事・運動などの生活の見直しが土台です。それだけで血糖が十分に下がらないときに、お薬を組み合わせます。脳を守るには、血圧やコレステロールもあわせて整えます4。

食べ方を見直す

① いちばんの土台

食べる量とバランスの見直し

目安
  • 食べ過ぎを避け、腹八分目に
  • 野菜から先に、よく噛んで
  • 甘い飲み物・夜食は控える
続け方
極端な制限より、続けられる工夫を。食べ方を変えるだけでも、食後の血糖は上がりにくくなります4
注意・相談
  • ごはん・パン・めんは、抜かずに量を適度に
  • 果物は、食べ過ぎない程度に
  • お酒は控えめに。自分に合う量は診察でご相談ください

運動・減量

② 体を動かす

インスリンの効きをよくします

目安
  • 少し息がはずむ運動を、週に合計150分ほど・週3回以上4
  • 運動しない日を、2日続けない
  • 軽い筋トレも、週2〜3回
続け方
少しの減量でも数値は動きます
注意・相談
持病のある方、血糖を下げるお薬を使っている方は、始める前にご相談ください

血糖を下げるお薬

③ 必要なとき

生活の見直しで十分下がらないときに

選び方
飲み薬から注射まで種類があり、血糖・持病・体重・心臓や腎臓の状態に合わせて選びます4
続け方
血液検査で効果と安全を確かめながら調整します。血糖が安定すれば、減らせる方もいます
注意・相談
  • 冷や汗・手のふるえは、低血糖のことがあります
  • 熱・下痢などで食事がとれない日の飲み方は、前もって主治医と決めておきましょう8
  • 自己判断でやめず、体調が悪いときは早めにご相談ください

血圧・コレステロールも整える/禁煙

④ 脳を守るために

血糖と同じくらい大切です

目安
糖尿病のある方の血圧は、130/80未満が目安です4
続け方
血圧・コレステロールも一緒に確かめ、当院でまとめて管理します
注意・相談
禁煙のご相談もできます

「薬は一生、やめられないの?」

必ずしもそうとは限りません。食事・運動・減量で血糖が安定すれば、減らせる場合もあります。ただし、自己判断でやめると血糖が急に高くなることがあります。血糖やHbA1cを見ながら、担当医と一緒に調整しましょう。

OUR CLINIC当院でできること内服・血液検査・血管と脳の確認・生活のご相談

当院は地域のかかりつけとして、血糖の管理から、脳を守る予防までを一緒に続けていきます。いま別の内科にかかっている方も、かかりつけの先生と併行して、脳を守る視点での相談・検査だけを受けていただけます。

当院でできることの流れ。「血液検査」「血管・脳を確認」「生活の相談」「必要時は紹介」の4場面。血液検査で血糖・HbA1cを管理し、頸動脈エコーやMRIで血管と脳の状態を確認、食事や運動など生活面を一緒に相談、専門的な管理が必要なときは糖尿病を専門とする医療機関へご紹介、の4場面。

通院のたびに

  1. 内服治療と血液検査 飲み薬による血糖の管理と、血液検査で血糖・HbA1cや体の状態(肝臓・腎臓など)を定期的に確認します。
  2. 生活面のご相談 食事の工夫、運動、減量など、続けられる工夫を一緒に考えます。高血圧・コレステロールもまとめて管理できます。

必要に応じて

  1. 血管や脳の状態を確認 頸動脈エコーで首の血管の壁やプラーク(血管の内側にできるこぶ)を、MRI・CTで脳の状態を確かめます。
  2. 専門機関へのご紹介 インスリンが必要なときなど、より専門的な管理が必要なときは、糖尿病の専門医療機関へご紹介します。

FAQよくある質問

甘いもののせい? 太っていないのに、なぜ?
A. 甘いものだけが原因ではありません。体質も関わります。
  1. ① 体質も大きく関わります 2型糖尿病は、生まれ持った体質に、食事・運動・体重などが重なって起こります。ご家族に糖尿病の方がいると、なりやすい傾向があります。
  2. ② 日本人は、やせていてもなることがあります 日本人は欧米の人と比べて、インスリン(血糖を下げるホルモン)を出す力が弱めの方が多く、太っていなくても血糖が上がることがあります10。
  3. ③ 大切なのはこれからです ご自分を責めず、今の値を知ることから始めましょう。
「インスリン」と言われるのが怖いのですが。
A. 2型糖尿病では、多くは飲み薬で管理できます。インスリンが必要になっても、それは体を守るための前向きな選択です。
  1. ① 多くは飲み薬で管理 食事・運動と飲み薬で管理できる方が多くいます。
  2. ② インスリンは、足りない分を補う治療です インスリンは、もともと体の中で作られている、血糖を下げるホルモンです。足りない分を補って、血糖を整えます。インスリンが必要なときは、専門の医療機関へご紹介します。

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つつみ脳神経外科クリニック
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午後 14:00 – 18:00 14:00 – 17:00 14:00 – 18:00 14:00 – 17:00
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月〜土 9:00 – 12:30
午後
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木・土 14:00 – 17:00
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